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さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで

さよなら、カルト村。 思春期から村を出るまで を読んだ。

19歳まで自給自足を旨とする集団が集まった村の中で過ごした女性の自叙伝。 本人はカルトと表現しており、実際世の中でもカルトとして扱われている集団なのだろうが、一生この世界しか知らずに過ごすのもそれはそれで幸せなのでは、と感じた。 恐らく、作中での語り口や表現が穏やかなためそのような印象を受けたのだろうとは思うが。 とは言え、既に外の世界を知ってしまっている身としては絶対にこの中で暮らすことは出来ない。

このカルト集団の名前なども恐らく調べればすぐにわかるのだろうが、何故か気が進まず調べていない。 結婚相手と知り合った経緯がサラッと書かれている割にはなかなかインパクトが大きかった。

日本の中のカルトを感じたい方は是非どうぞ。